美食探偵 明智五郎 第8話


評価: ★★★★☆ / ★★★★★



<あらすじ>


地下アイドルのココ(武田玲奈)がストーカーの田畑たばた(森永悠希)に食べさせたのは、一度症状が改善した後、7日後に死に至る猛毒のキノコ“ドクツルタケ”だと気づいた明智あけち(中村倫也)。

病院へ急ぐが、消えた田畑の代わりに現れたマリア(小池栄子)から、次は苺いちご(小芝風花)を殺すと告げられる。

明智は苺を守るため、「事務所で一緒に暮らさないか」と提案! みどり(仲里依紗)が加わったマリア・ファミリーが不穏な動きを見せる中、行方不明の田畑が死を迎える運命の7日目が訪れる。

マリアに会うと言って出かけたココの後を追う明智と桃子ももこ(富田望生)だったが、その頃、苺の身にはマリアの黒い影が忍び寄っていた……!

(引用:公式HPより)



<マリアと明智は、何処へ?>の巻!



苺(小芝風花)にケータリングをお願いした女性の正体は、マリア(小池栄子)だった!

明智(中村倫也)が桃子(富田望生)と向かった先で、ストーカー・田畑(森永悠希)はココ(武田玲奈)の目の前で死んでいた。

マリアにより快楽殺人犯となってしまったココ。

明智はマリアが苺を誘き寄せるために、自分をわざとココの居る場所に向かわせるための罠だと気づく。


苺は、怯えながらもマリアになぜこんなことをするのかと聞く。

「それは、私とあの人が"運命"だからよ」

と。

遡ること15年前。マリアと明智は、明智の大学の学園祭で会っていた。

働いて家に帰るという、自分でつまらないと思う人生を送るマリアに明智は、

高級肉を使ったステーキを振る舞う。

「食は人生の大事な営みだ。あと何回あるのか分からない食の営みを僕は妥協したくないんだ」

そう語る明智の焼いたステーキに運命を感じたマリア。

「その肉は、これが最後の晩餐でもいい!っていうくらい美味しかったわ。

でも、現実と理想は違う。またつまらない人生を過ごした私は、つまらない男と結婚した。それが女の幸せだと思い込もうとしてた。...だけどやっぱり彼と私は運命だった。15年の時を経て再会したの。」


偶然、苺のお弁当屋にいる明智を見たマリアは、15年前の全てを思い出した。

そして、マリアは明智の探偵事務所に行き、夫の浮気調査をお願いした。

明智にまた会って本当の自分を見つけたと。

だけど、それで人を殺すのは違うとマリアに言う苺。

「人殺しが法律で禁止されてるのって、快楽が伴うからだと思うの。私にとって、それが本当の自分。私はマグダラのマリア。」

そこに、苺の居場所を突き止めた明智と桃子がやって来る。


しかし、苺はマリアから逃げ切ろうとするために、1階まで一本続きになっている穴の淵にまで追い込まれてしまった。

苺は足を踏み外してしまうが、明智がやって来たのと同時に苺の腕を掴む。

明智と桃子により間一髪助かった苺。

「もうこんなことするのはやめてくれ、マリア」

と明智。


しかし、今度はマリアがその穴へ足を踏み入れようとする。

「あなたと私は運命なの。私には分かる、私がここから飛び降りたあと、あなたがどうするのかが。」

最初は、マリアの前で踏みとどまっていた明智の足が、まるでマリアに吸い寄せられるように近づいていくことに気づいた苺は以前、明智の母が苺に言ったことを思い出す。

「"ーピタっと波長の合う人が、あの子の前に現れたら、あの子はそのまま、その人と同じ世界に行っちゃうような気がしてー"」


「明智さん!行かないでください!!、、、私は、明智さんのことが好きなんです!!マリアとか関係ない。だから、だから行かないでください!!」

涙ながらに告白する苺に明智は、

「ありがとう、小林苺」


そして、明智は穴から落ちていくマリアを受け止めようとして、一緒に底へと落ちていく。

「ようこそ、運命へ」

マリアは、自分と一緒に落ちていく明智にそう呟く。


第8話 fin.



行くな!って言ってるのに行っちゃう苺ちゃんにも若干イライラし(展開的にしょうがないw)、

マリアが明智と運命を感じて、人殺しにハマる理由もいまいち腑に落ちないけど、

この独特な世界観は結構ハマる!!

ってか、"ドクツルタケ"って架空の毒キノコかと思ってたら、ホントに存在するのね、怖いわ。汗



苺がやっとやっと明智に想いを伝えられたクライマックスのシーンは、凄く良かったし、

苺を助けに来たつもりがやっぱり自分でも気づかないうちに、マリアに惹きつけられてるポンコツ明智も良かったけど、、、

ふたりが穴から落ちてるシーンの、

あのCG全開のチープさ、何?!(笑)

それまでが、キャストの巧みな演技に宇多田ヒカルの曲が相まっていた切ない場面だけに、

壮大に冷めてしまったわい・・・w

もうちょっと何か演出技術あったやろっ!と突っ込まずにはいられなかったw


だけどそれも多少は目を瞑ってあげようと思うくらいに話は面白いね。

今まで何事も余裕そうに感じてたマリアが、苺にメラメラと嫉妬の炎を燃やしちゃったり・・・

明智と一緒に飛び降りようとしたり。

マリアは要するに寂しがり屋な人なのかもしれない。

仕事があって帰る家がある、それもある種、普通の幸せなのにそれに満足できない。

明智を忘れるために、つまらない夫と結婚したけど、

明智と再会すれば夫を殺し、明智を想いながら自分と同じように、

誰かを殺したいと思っている人に手を差し伸べて、仲間を増やし崇められたい

マリアの心が満たされない、刺激されない気持ちが彼女を殺人に走らせているんだろうな。

マリアは一番のお目当ての明智を手に入れることが出来れば、それで満足できるのだろうかね~・・・。

結局、マリアはこんな自分をとめてくれる人を探しているような気もするけど。

怖いな~、怖いんだけど、

マリアが爆裂に美しい!!!

雰囲気や佇まいがマリアって感じだよね、小池さん!


そして、今までポンコツだった明智は、いちよ苺を危機から救うことに成功!(よくやった)

苺が撮った写真の出し方は知らんのに、写真の位置情報をクルックーが調べてくれることを知っていた明智w

明智は、マリアと苺どっちを選ぶのかな~。

どっちも何とも思ってませんでした!ってのもザ・明智って感じがするけどね^^


それはそうと、

・・・生きてる前提(笑)!!



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