美食探偵 明智五郎 第6話


評価:★★★★☆ / ★★★★★



<あらすじ>

実家の扇屋百貨店の将来を案じる母・寿々栄すずえ(財前直見)の強引な段取りで、弟と一緒にお見合いをすることになった明智あけち(中村倫也)。

百貨店の役員・伊達だて(小市慢太郎)が選りすぐった見合い相手・社長令嬢の紗英さえ(北原里英)に、明智か弟の六郎ろくろう(草川拓弥)のどちらかを選んでもらうことになるが、当日姿を現さない六郎に代わり、急遽男装した苺いちご(小芝風花)が代役を務めることに!

そんな中、見合い会場となった料亭にはマリア(小池栄子)の姿が……。

大混乱のうちに見合いが終了した直後、突然明智の前で苦しみだした紗英が急死する!

マリアの影を感じ、事件の裏で交錯する意外な思惑に迫る明智。その先にはマリアの歪んだ愛の大炎上が待ちうけていた!

(引用:公式HPより)


<いちいちロマンティックな明智倫也!>の巻



紗英(北原里英)が明智(中村倫也)の目の前で亡くなり、警察は料亭で出されたフグ毒による事故死の見解を強めるが、

明智は、食事のとき紗英以外の自分を含めた人には、エビ料理の小鉢が出され、紗英にはエビの代わりにイカの小鉢が出されていたのに気づいていた。

明智がエビアレルギーだと言うことは、身内では周知の事実のはずで伝え忘れる訳がないと。

「犯人は、最初から僕を殺すつもりだったんだ。」

そういう意味では、紗英は自分に巻き込まれた事故死だったと言えると。


紗英がなくなる寸前、マリア(小池栄子)の姿を見た明智。

事件後、料理人と仲居がひとりずついなくなっているのを聞き、

これはマリアにとって仕組まれたものではないかと疑う。

「誰かをお探し?」

突如、仲居の格好をして明智の前に現れるマリア。

明智はマリアを疑うが、マリアは、

「そんなことをしたら最後の晩餐がひとりになってしまうじゃない。」

と。


ふたりの様子をみていた苺(小芝風花)は、

マリアが明智と出会ったとき最初に担当した事件の主婦であると気づく。


苺は、百貨店の役員である伊達(小市慢太郎)が秘書たちに

「料理人と仲居に裏切られた。あいつらを逃がすんじゃない。」

と話しているのを聞いてしまい、なにか手がかりになるんじゃないかと明智に告げる。

そして、明智の弟・六郎(草川拓弥)も紗英の事件での記事をみてあることに気づく。

伊達は、百貨店の後継者である明智の殺人を企てていた。

紗英は伊達の彼女であり、紗英と面識があった六郎をわざと見合いに遅刻させ、

明智を殺害し後継者候補から失脚させることで、百貨店の実権を握ろうとしていたのだった。


「マリアは、明智さんを助けたんだ・・・。」

事件の真相を知ったことで、もう一つの事実に気づく苺。


しかし、明智は、伊達により木造の小屋に捕らえられてしまい、ガソリンをまかれてしまう。

縄で手を縛られている明智は身動きがとれず、小屋はどんどん炎が燃えさかっていた。

伊達が逃げていくのをみて、明智が炎上している小屋にいることを知った苺に明智は、

「僕の助手なら来るんじゃないっ!!!!」

助けたくても立ち尽くしてしまう苺の隣に、マリアがやってきた。

「わたしは、愛する人を救うためなら命も惜しくはない」

そう言って、炎のなかを歩いて行くマリア。明智の意識はすでに朦朧としていた。

「マリア・・・すまない。僕は君を一瞬でも犯人だと疑ってしまった・・・。」

「・・・いいんですのよ。私はマグダラのマリア。罪深き女ですもの。」

ふたりは燃えさかる炎のなかで、口づけを交わす。

その姿を見つめるだけの苺の目からは、涙が落ちていた。


明智を無事に助け出したマリアは、苺に

「あなたが自分を責める必要はないわ。だいたいの人間は、愛する人よりも自分の命を守りたくなるものよ。」

と言い、その場を後にする。

そして、マリアは伊達を毒物によって殺害する。

「私の愛する人との未来を奪おうとするやつは許さない!」

と。


苺は、その日から明智のそばにいることに自信がなくなってしまった。

「どうして、マリアがあの人だって言ってくれなかったんですか?!

私は、明智さんを助けることが出来なかったし、マリアと会って怖くなってしまいました。」

自分は、ただのお弁当屋だったのに、明智のそばにいて何でも知っている気になっていたと話す苺。

「僕は、君の作るご飯が美味しくて好きだ。だから、これからもそばにいてほしいと思っている。」

そう話す明智に苺は、

「明智さんは・・・ずるい」

と涙を流してしまう。苺の涙の理由を明智は理解できずにいた。


*撮影の中断により、来週第7話からの放送は延期され、特別編となるそうです!


第6話 fin.



ちょっと続きが気になり始めてきたいいところまできてたのにな~~~ここでの放送中断はもったいない!!泣

でも、しょうがないよね。。。

放送できるかも分からない他の作品に比べたら、早撮りしてた分、多少は恵まれてるのかもしれない・・・


料理につられて見合いを決行し、自分の身代わりであるかのように見合い相手が殺される。

しかも犯人は、自分の側近で、自分に食の楽しみを教えてくれた人。

やっぱり人の気持ちに鈍感なくらいじゃないと、病まずに生きていけないね!爆


ある意味、"変人"な明智のキャラだからこそ、鈍感さも愛すべき良いところなんだけども、、、

苺ちゃんの気持ちを考えたら、明智との"言葉の重さ"を感じちゃうよね~

「そばにいてほしい」って言葉も、料理が美味しくて好きだからって。

逆を言えば、苺じゃなくても料理が美味しかったらいいってコトだもん。

いちいち、特別感をだしあがってホントずるいよな~。w

だけど、何事も先手をうっている策士なマリアも意外に苺にチャンスをあげているような気もするんだよね。

まだ明智が自分を選んでくれる自信があるからこそなのかもしれないけど。

全く真逆のタイプのふたりだけど、明智はどちらを好きになっていくのかしらね^^


明智五郎を素で演じてそうな中村倫也。

小池姐さんとの炎のなかの美しいキスシーンもなんともロマンが溢れてたけども、

最後のシーンの演出も、明智倫也によって考案されたものだなんて・・・

なんていちいちロマンティックな男なんじゃい!!!

本当は、探偵事務所かどっかで撮影だったんだろうけど、暗闇のなかでぽつんとふたり。

苺の葛藤する心の中のような感じもあり、ある意味、苺の妄想のなかのやりとりだと片付けられそうな創造性のある演出で、ゴージャスだけど孤独感もあるこのドラマの世界観に合致してたな~。

そして、風花ちゃんの涙も良かった。しばらく撮影から離れてただろうに、その前のシーンと変わらない熱量とモチベーションで素晴らしかった!!

上品で静かな明智とマリアに対して、元気いっぱいの女の子の苺ちゃんが明智とマリアのふたりの世界をより盛り上げているように思うな。

この作品の小芝風花ちゃん、最高の助手ならぬ最高の助演だわ!!!

苺のボイパを優しく見つめる明智倫也の眼差しがとっても良き回でした^^ ←マニアックw



↓ランキングに参加しています!

 良ければポチッとしてくださると嬉しいです^^

ちょこりの★ドラマ備忘録

こじんまりとしたドラマのレビューサイトです^^

0コメント

  • 1000 / 1000