コントが始まる 第8話


感想: ★★★☆☆ / ★★★★★


<あらすじ>


楠木「『マクベス』と共に、青春時代に戻ったような熱い時間を過ごした……」

つむぎ「ワタシがお姉ちゃんを助けに来たはずなのに……本当の意味で助けられたのはワタシの方だった」

コント『ファミレス』。明転したステージに現れたのは、ファミレスでフルーツパフェを注文した客役の春斗(菅田将暉)。なぜかパフェからは苦手なバナナが勝手に抜かれていて……。ウェイトレス役の瞬太(神木隆之介)と胡散臭い店員役の潤平(仲野太賀)が加わり、マクベスによるとりとめのないコントの『前フリ』が始まる―――。

その日、久々に瞬太が働く焼き鳥屋を訪れたマクベスのマネージャー・楠木(中村倫也)は、5年前初めて『マクベス』に会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返っていた。コントの構成やネタの選定に至るまで、マクベスと共に必死に過ごしたその時間は楠木にとっても掛け替えのないもので……。しかしそんな日々も、時を重ねるうちに色褪せ、3人との距離は、徐々に広がっていた。

一方、つむぎ(古川琴音)が瞬太と付き合っていることをマクベスの3人から聞いた里穂子(有村架純)は、つむぎの引っ越しを間近に控え、些細な言い合いから冷戦状態に突入してしまう。

そんな中、つむぎが働くスナックには楠木がやってくる。なぜか楠木に名刺をくれるようにと頼むつむぎ。それは姉からのある一言がきっかけとなった行動なのだが……。

そして、未だ『マクベス』後の道を何も見つけられない春斗は解散ライブに向け、新たなネタを考えていた。ファミレスで一人、思考を巡らしていると何気ない一言が気になりノートに一行、ある題名を書き込む。そして、酒屋を継ぐため実家に帰る日が多くなった潤平は弓子(木村文乃)ら家族と跡継ぎに対する現実と立ち向かうことになる。そして物語は終盤、残り少なくなったファミレスでのネタ打合せの場所となり……。

誰かを支えるということ。それは、自分自身が支えられることでもあって……。わたしたちの頑張りは絶対に誰かにとっての大事な人生の兆しになっている―――。そんな身近な人の大切な関わりに涙する第8話。


〜私たちはマクベス解散ライブの観客だった!〜


「人から与えられたキッカケをいかに大事にするかで人生って劇的に変わるからなぁ」

と、姉のアドバイスをうけて面接を受けに来たつむぎにそういう楠木。

楠木は、マクベスのゆかりの地を巡っていた。


一方で、つむぎは里穂子と過ごした家を出る。

瞬太と荷物を運んでいたのだったが、つむぎと喧嘩してしまった里穂子はどこかよそよそしい感じだった。

そのとき、向かいに住む春斗とベランダ越しに鉢合わせし、話す2人。

春斗は里穂子に就職はどうだったのかと。

いい感じに進みそうなので、もし決まればそこに就職するつもりだと言う里穂子に春斗は、そんな簡単に決めてもいいものかと話す。

「そんなに深く考える必要はないと思うんです。

オフィスの玄関にあった生け花が素敵だったとか、そんなちょっとしたことがキッカケで入社した。そんな感じでいいと思うんです。」

と。


潤平はマクベスで過ごしていたアパートを出て実家の酒屋を継いでいた。

ネタ合わせのために実家からファミレスに通い、そんな時間もあと一回となった。

いつも通り、新ネタの打ち合わせをしていると楠木がやって来る。

楠木は、解散ライブのコント順を提案しにやってきたのだった。

それを見たマクベスは、

「ちゃんと見ててくれたんだ…」

と思わずこぼす潤平。

去り際に、楠木は里穂子にマクベスの第1回目の単独ライブのチラシを渡す。それを見て喜ぶ里穂子に、

「同じ紙切れでもこんなにも価値が違うもんなんだな」

と。そして、つむぎが同じ事務所で働くことになったを話す。

それを聞いて、就職の報告すらせず出て行った妹に腹を立てる里穂子。

しかし、夜勤明け里穂子が家に帰ると、

そこにはつむぎが里穂子のために作り置きしておいた料理が並べられていた。

手紙を読みながら料理を食べる里穂子は、

「つむぎ…ごめんね。」

と号泣する。


fin.


中村倫也の出番が思ったよりも多くて私的に神回!(笑)

マクベスとどことなく距離感があるように見えて、

裏ではすごく頭を下げて売り込みしてたなんて…!

マクベスにとっての楠木や真壁先生、

春斗にとっての里穂子、

潤平にとっての奈津美やお姉ちゃん、

瞬太にとってのつむぎややりとり屋の対象、

見ててくれる人はちゃんと見ててくれる!

その人の言葉に自然と動かされて、そのキッカケをいかに大切にするかで人生は急激に変わる。

全てのセリフがちゃんと後々繋がってくるよなぁ。

本当にすごいの一言。

特に今回は、4人目のマクベスの楠木が持ってきた解散ライブのネタ順が今までのストーリー順だったときは、

あいみょんの曲とともになんかブワッときた!!

私たちはマクベスの解散ライブを見てたんだなぁ、と嬉しくなった!!

まさかストーリー順にそんな意味があったとは…。その意味を全く感じてなかったこそ驚いたもんだ。


だけど、もうマクベスは解散の一択なのかなとすら思ってしまう、、!

そりゃこのまま続けるのも大変だろうけど、

一個の青春がなくなると思ったらそれはそれで寂しくなっちゃうなぁ。

このドラマは他のドラマよりも桁違いにセリフが多いだろうし、

中身も具体的な感じではなく、どこか抽象的というか捉え方は人それぞれな部分があって、ドラマというより小説を見てるっていうイメージなんだけど、

それがまたいいのかもしれない。

ミステリーとかじゃないから伏線回収も別に期待してはないけど、あると一本線で繋がった誰かの人生を見ているみたいで、つい応援したくなってしまうなぁ。

もうマクベスを続けられたらってことよりも、みんなが幸せに暮らすことができたらそれでいいとすら思う!w


少し早めに匂わせる最後の新ネタ「引っ越し」も、店長が話すカルロスの話も、

きっとなにかに繋がっているんだろうなっ!!


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