イチケイのカラス 第8話


感想: ★★★☆☆ / ★★★★★


<あらすじ>


みちお(竹野内豊)たちが所属する『イチケイ』に、事務官から書記官になるための研修生として、前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)がやってくる。部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱う案件があるから立ち会うよう、ふたりにも指示する。

案件は傷害事件だったが、その起訴状を見た坂間(黒木華)と浜谷(桜井ユキ)は驚く。被告人の潮川恵子(真凛)は、坂間が裁判長、浜谷が書記官を務めている窃盗事件の被告人だった。

 万引きの前科があった恵子は、再びスーパーマーケットで万引きをして保安員に捕まっていた。恵子の万引きを目撃し、店側に伝えたのは、山寺史絵(朝加真由美)という女性だった。恵子には6歳になる娘がおり、商社マンの夫は海外単身赴任中。恵子は、育児と義母の介護の疲れから軽いうつ状態で服薬していた。そんな恵子と話した浜谷は、子どもを預ける当てがない彼女は罪を認めて逃亡の恐れもないことから、在宅からの審理がいいのではないかと坂間に進言したという。ところが恵子は、その間に史絵に暴行を加え、加療約1年のケガをさせていた。

窃盗事件と傷害事件が併合されて開かれた第2回公判。恵子は、被害者の史絵が小学校時代の恩師だったことに触れ、4ヵ月前に万引きで逮捕されたときのことは恨んでいないと証言する。史絵にケガをさせてしまったのは、実は彼女が万引きをしたところを目撃し、それを止めようとした際に襲われて抵抗したからだと言うのだ。恵子は取り調べの段階からそう主張していたが、虚偽の発言として取り上げてもらえずにいた。一方、検察の井出(山崎育三郎)は、史絵が万引きをしたという証拠がないこと、そして恵子から暴行を受けた後、市会議員をしている夫の信吾(大谷亮介)に電話し、逆恨みで元教え子に襲われたと助けを求めていることを指摘するが……。



〜竹野内豊の甥っ子は武井壮!〜


意見の食い違いを指摘したみちおたちは、職権を発動し捜査をはじめる。

史絵は、頭部を2回殴られていた。

1度目は軽く、2度目は強く殴られたあとがあった。

恵子は、1度しか殴った記憶がないと主張していることに対し、

イチケイメンバーたちは、史絵の夫が駆けつけたときに、

史絵を殴ったのではないかと疑いを持ち始める。

そんなとき、恵子の娘・ほたるがいなくなった。

ほたるは史絵に会いにきていた。

「おかあさんを許してください」

と言うほたるに涙を流す史絵。

事件のことがほとんど記憶にないと言う史絵が涙を流しているのに対して、

みちおは史絵に法廷で真実を話すよう伝える。

「あなたの証言で、元教え子である恵子さんを
救うことができるかもしれない。」

と。


迎えた公判。史絵は事件の後遺症による言語障害のために手紙を書いてきたと。

夫に代わりに読むように伝える川越。

史絵は教職を終えてからから生きがいをなくしていた。

1度目、恵子が万引きしているのをとめたとき、

実は自分も5回目の万引きをしようとしていたと。

史絵も恵子と同じクレプトマニアだった。

恵子をとめたのは、万引きを辞められない自分をとめていたつもりだったと。

しかし、今度は恵子に自分が万引きしているところを見られてしまった。

自分がやっていたことが知られてしまった恥ずかしさで、真実を夫に話すしかないと思ったと。

市議会議員の夫は、自分が積み重ねてきたことを壊されそうになり、

「そんなことなら、一層。。!!」

「一層…なに?」

夫の後に続く言葉を想像して、史絵は自分自身を強く殴った。

恵子は自分をとめようとしてくれていた。

それが真実だと話す。

「恵子さんも、史絵さんも、助けてと周りに言ってみてはどうでしょうか?

夫婦だからこそ、自分の想いを言葉にして伝えることで分かることもあるんじゃないですか?」

と法廷からおりて話すみちお。

その言葉を聞いた恵子は、退廷時に夫に

「私、全然大丈夫じゃない。子育ても介護もあなたがいないとできない。助けてほしい。」

と涙する。

「俺が大丈夫って恵子に言わせてたんだな」

と自分自身の考えを改める恵子の夫。

そうして事件は解決した。


fin.


なんか複雑な事件だったな…

万引きを繰り返ししてしまうというのはよく聞く話だし、

実際に、万引きをやめられない子どももいたから、

そこに刺激や快感を覚えてしまったら、治すのは容易ではなさそうだね。

恵子も史絵も日常生活に、どこか心に穴が空いたような満たされない生活を送っていたからなのだろうけど、

だからといって万引きするのが仕方ないってことではないし、

子供がいるからってことで万引きの常習犯を観察保護扱いにするのは、

ちょっとモヤモヤしたな…

だって、盗まれたお店側としては死活問題になるかもしれないっていうのに。

史絵は盗んだものを川に捨ててたから、お店に返してはないってことだし。

故意な殺人未遂じゃなかったから良かったという話ではない気がするんだけど。汗

だけど、こうなったら原因として夫側にも問題がありそうと思うのは私だけ??

恵子の夫も自分の母親の面倒を見てもらっておきながら

自分がガッカリした発言をしているし、それはなんで?

万引きは悪いことだと思うけど、義母の介護に娘の育児にいっぱいいっぱいになる妻に少しは気づくことが出来たんじゃないかな…汗

まあ最後には、恵子に無理してたと謝ってたけど、それで良いじゃんとはならん気もするけどね。

史絵の夫も夫で、なんだろう。

憶測でしかないけど、一層…いなくなれば良かったのに!と受け取りかねない発言をするのはなぁ…。

妻の万引きが自分の足かせになると思って、

そんな発言をするのだとしたら、もともと史絵のことを見下していたというか…

夫婦関係に大いに問題ありそうなんだけど…!


みちおのアドバイス通り受け取ったとしても、

今後の夫婦関係が心配だし、そんな綺麗にいくかね??

なんか今回はあんまりスッキリしなかったなぁ。


驚いたのはみちおの甥っ子が武井壮だったことくらい?(笑)

もっと小学生くらいの甥っ子かと思ってたから、

なんで急に出てきたか謎だったけど、痴漢の件も含めて、

先入観で物事を判断するのは良くない!ってことだね。

日高さんとの一件が終わってものすごく落ち着きすぎな気がして、このまま特に何もなく最終回を迎える気がしてきたなぁ・・・!笑


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