コントが始まる 第5話
感想: ★★★☆☆ / ★★★★★
<あらすじ>
つむぎ「努力してなんにも結果が出なかったときのことばかり想像して、一歩も動けなくなった……」
瞬太「ボクが「マクベス」に入れて貰ってからの5年間は、楽しい思い出ばかりだった……」
コント『カラオケボックス』。ステージに現れる中年カップル役の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)。そして、カラオケ店員役の春斗(菅田将暉)。制限時間を告げる店員の前で、中年カップルは『延長』をめぐって揉めだして……。マクベスによるとりとめのないコントの『前フリ』が始まる―――。
里穂子(有村架純)と共に生活をし始めてから1年半の月日が流れたつむぎ(古川琴音)。今流れる時間に不満はなくとも、このまま姉の家に居座り、横で世話をし続ける日々に疑問を感じ始める。しかし、変えなくてはいけない現状を理解しつつも、何かの一歩を踏み出すことに恐怖に似た感情を持つつむぎ。―――その横には無邪気な顔で夢を追いかけ続けるように見える瞬太が居た。
一方の瞬太は自身がプロゲーマーを引退し、春斗や潤平と共にマクベスとして活動を始めてからの煌めくような日々を思い返していた。だが、少しずつ今の自分たちの姿はその時から「変化」を持ち始めていることにはずっと気付いていて……。
20代後半。それは一つの決断の瞬間でもある。様々な現実と夢との境界線。「変わる」ということには勇気とそして恐怖が伴うことは分かっている。マクベスと中浜姉妹、それぞれの現状を維持すべく「延長」を続けた果てにこの日下す決断とは!?5人の生き様が大きくうごめき始める必見の第5話。一度でも夢を目指したことのある人、夢を抱いたことのある人、そして誰かと大切な時間を過ごした経験のある全ての人に突き刺さる、共感の物語が今始まる。
https://www.ntv.co.jp/conpaji/story/05.html
〜20代はこれからの人生の分岐点なのか?!〜
マクベスのもとに元同級生の勇馬から連絡があった。
潤平の彼女・奈津美の元カレである勇馬は、潤平と会いにくいだろうという理由で春斗1人で会いに行くことに。
しかし、勇馬はもう奈津美とのことは気にしていないと。
「むしろ、新鮮だわ。俺もう結婚してんだよ?
お前らいつまで学生気分なんだよ。」
と。
勇馬が連絡したのは、学生のときに密かに元気をもらってたマクベスと何か一緒に仕事がしたかったと。しかし春斗は、
「俺ら売れてないけど、元同級生に仕事恵んでもらうほど落ちぶれてねぇよ。
勇馬がなんで学生のとき失敗してほしいって思ってた気持ちが応援したい気持ちに変わったか教えてやろうか。
自分の夢が叶って、俺たちを下に見るようになったからだよ!」
春斗は勇馬の言葉に突っかかってしまい仕事を断ってしまう。
一方で、潤平は真壁先生の言葉や取り巻く環境からマクベスの存続に疑問を抱いていた。
それを察した春斗は潤平と衝突。春斗は潤平に、
「お前こんどは誰の言葉に流されてんだよ?
奈津美も続けていいって言ってる、実家も問題なし。
俺の実家も大丈夫。じゃあ続ければいいじゃん!!
...辞めたいなら辞めたいって言えよっっ!!」
「春斗は失敗したってことを認めたくないだけだよ。」
「じゃあ、マクベス解散するしかないじゃん。」
マクベスは予定通り6月をもって解散することになった。
マクベスが存続するかもしれないと喜んでいた里穂子に春斗は、
解散することになったと報告する。
少し残念がる里穂子だったが、
今まで頑張ってきた努力があとになって返ってくることもあると春斗を励ます。
そして、「何もやらないっていうことが1番危ない」という
里穂子のバイト先の店長の言葉に感化されたつむぎは家を出ていくことにしたと里穂子に話す。
fin.
学生時代のキラキラした雰囲気とは違う、
20代独特の人生の分岐点がリアルに描かれていてとても重かった。
学生時代はみんな同じ道を同じ速度で進んでいるけど、
人生の分かれ目やそれによって関わる人たちが大きく変わるのも20代ならではであるような気がするなぁ。
春斗が成功している元同級生に知らず知らずにうちに抱いてしまっている劣等感。
些細なことだけど、あまりにも自分とかけ離れた環境にいる人と会いたくなくなる気持ちは痛いほど分かる。
同級生にそんなつもりはなくても、言われてる一言一言に哀れみや同情心が
混ざっているような気がしてマイナスに受け取ってしまう気持ちも痛いほど分かる。
春斗は、マクベスにかける想いが人一倍強いから余計に
そこにかけるプライドを刺激されたくはないだろうなぁ。
頑張ってる人が、みんな報われる世の中になればいいのにね。
潤平視点からみれば、それはそれで潤平の気持ちもよく分かる。
自分で答えがだせなくなるくらい本気で悩んでいるからこそ、
信頼している人からの言葉はとてつもなく響くわけで。
「辞めたい」って簡単に言えたらラクなんだよ。すごく。
だけど簡単に言えないのは、マクベスを大事に思ってて続けたいって心では思っている証拠。
なー、マクベス3人に幸せになってほしい。
だけど売れるのが一番の方法でありけど、一番遠い道のり。
普通のカラオケなら明日になっても何度でも延長できるけど、
閉店する時が決まってるカラオケには、延長できる時間も限られてる。
今回は、コントもすっごく重かったな。
人生のリアルな分岐点やその時々の気持ちがこのドラマで表現されていてとても考えさせられる。
けど同時に誰もが一度は経験してる気持ちなんだなぁとも思う。
いつも最後に、あいみょんの優しい主題歌が流れてきて心に染みるなぁ。
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