緊急取調室(2021) 第2話


感想: ★★★☆ / ★★★★★


<あらすじ>


 「小暮しのぶ」として潜伏すること50年…。突如、国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑の真相を明らかにすると宣言し、宮越が乗った飛行機でハイジャック事件を起こした活動家・大國塔子(桃井かおり)。しかし、塔子が宮越の第一秘書・東修ニ(今井朋彦)のアタッシェケースに忍ばせ、機内に持ち込んだという爆弾を確かめた「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の取調官・真壁有希子(天海祐希)は、爆弾が偽物だと確信。塔子の身柄を拘束した警視庁が「爆弾は処理中に爆発した」と発表したことに疑念を覚え、本物の爆弾は“汚職の証拠”だったのでは…とにらんでいた。

 このハイジャック事件には間違いなく裏がある――。そう考えた有希子は、自ら塔子を取り調べようと奮起。だが、すでに取り調べは公安が担当することになっていた。しかも、警察の上層部が“爆弾”の隠蔽に一枚噛んでいるとするならば、有希子は間違いなく邪魔な目撃者だ。案の定、刑事部長・北斗偉(池田成志)は有希子に辞表を書かせることを交換条件に渋々、キントリによる取り調べを1時間だけ許可したのだが…。

 その矢先、本物の小暮しのぶ(円城寺あや)が遺体で見つかった。しかも遺体の傍らには、塔子がハイジャック決行前に切ったおさげ髪の束が…! しのぶ殺害の容疑で塔子の逮捕状を別途請求し、取り調べ時間を延ばそうと画策する有希子。だが、北斗は頑として許可しない。

 そんな中、ハイジャック事件で命を落とした東の息子・奨太(石田星空)がキントリを訪れ、父が飛行機に乗る直前に郵送してきたという筆箱を差し出す。中にはなんと、誰も想像すらしなかった“事件の骨組み”を示唆する重要な証拠品が入っていた! しかもこの証拠品、捜査を進展させるどころか、逆に有希子らの頭を混乱させ…!?

 だが、時間は待ってはくれない。1時間という、あまりにも短い制限時間内に、“塔子の真の目的”と“事件の全体像”を明らかにすべく、不退転の覚悟で立ち向かっていく有希子。しかし、相手は50年前に7分間の名演説で名を馳せた、口の立つ女だ。当然のごとく、取り調べは壮絶を極め…!


〜完結かと思いきや、まだまだ序章の始まり?〜


命を落とした東の息子が小石川に託したのは、

東が飛行機に乗る前に、息子に渡していた重要なスマホであった。

そのスマホには、パーク疑惑で関わりのない人物だと主張していた宮越が証言していた人物との連絡をとっていた履歴がずらりと並んでいた。

そして、山上(工藤阿須加)もまた、大國との取り調べを控えるキントリに出向き、

「あれから色んな人たちが撮影した動画を見ましたが、
東さんが自分を刺すように仕向けたのではないかと思いました。」

と。

それを宮越にも伝えたが証拠がないと認めなかったと。


いよいよ始まる大國との取り調べ。

真壁は余裕をみせる大國をわざと挑発する。

「おい、真壁!そんなとこでみてないで出てこいよ!」

という大國の態度に、出向こうとする真壁を刑事部長の北斗は止める。

しかし、梶山はそのまま行って構わないと。

大國は小暮しのぶの死について、

小暮がレストランのオーナーと結婚することになって、

活動家に名前を貸し、仲が良いことが知られるとどう思われるか分からないと

自分の生き様を否定されて腹が立ちころしたのではないかと聞く真壁。

「冗談じゃない!!あんな何の思想も持たない女を大國塔子が殺したと思われるなんて!!」

「あなたの昔の演説だって、なんかの言葉を引用しただけの偽物じゃない?」

「ふざけるな!!じゃ何が本物だって言うんだ!!」

真壁は、大國が小暮しのぶを殺して後悔したと。

孤独な人生。昔に脚光を浴びたカリスマ性のある活動家として、

かっこよく死にたかったと。

「活動家の大國塔子、孤独死って、私の人生50年台無しじゃない。」

そんなとき、東がやってきて、

「あの男からハイジャックを持ちかけてきたんだ。」

大國は、宮越の政治に対して何度も抗議文を送っていたと。

そんなとき、宮越の政治に不満をもつ東がやってきて今回のハイジャックに協力してくれないかと

正当防衛として大國を殺すようにするからと言われたと。

「あなたは利用されただけですよ。

罪を償って生きてください。」

「生きてやるよ!死ぬまで税金で飯食って生き延びてやる!

爆弾本物にしなきゃいけないしな。」

謎を残したまま大國の取り調べは終了した。


しかし、真壁が渡したはずの取り調べを収めたテープは、

北斗の手によって宮越のもとに届けられ真相は闇に葬られた。


fin.


スッキリハッキリ解決せずに終わってしまったぁ〜!!

そりゃ、この大迫力感。

最初から最後まで引っ張るつもりだったのかなぁ。汗


しかし、桃井かおりの迫力というか…存在感というか…本当にすごいのひとこと!!!

関わっちゃいけない人の感じというか、

独特の思想を持つ奇妙な人というのが、画面越しからビンビン伝わってきたわ。

不気味さも半端ないし、どことなくリアル。

これはこの話でもうちょっと引き伸ばそうとするのちょっと納得できる。

大國はずっと自分の過去の栄光が忘れなれなかったんだね。

活動家として生きたプライドがあったからこそ、

最後までかっこよく死ぬことにこだわり、

そのプライドを否定してきた親しい人も殺してしまう…。

ずっと大國塔子の時は止まったままだったんだね。

それはそれで悲しいことだなぁ。

しかも、まだ爆弾を本物にするって!!

誰かと組んでるということ??

それとも、宮越に復讐するまでは死ねないということだろうか。

結局、何が解決したかよく分からんまま終わっちゃったなぁ〜!!

けど、やっぱりキントリメンバーの距離感は最高です!!


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