イチケイのカラス 第7話
感想: ★★★☆☆ / ★★★★★
<あらすじ>
弁護士時代のみちお(竹野内豊)が最後に担当した12年前の東丸電機殺人事件。東丸電機の研究部主任だった被告人の仁科壮介(窪塚俊介)は、被害者である同社の経営戦略部部長・布施元治(中野剛)から研究部門の解体および製造部門への異動を命じられたことが原因で彼と度々トラブルを起こした挙句に撲殺した罪で、無期懲役を言い渡されていた。だが仁科は、判決後も無罪を主張し続け、獄中で命を絶ってしまう。仁科は、事件現場から逃げていく男を目撃したと主張していた。その男こそ、イチケイが扱った窃盗事件の被害者で、国税庁OBの志摩総一郎(羽場裕一)だった。この窃盗事件がきっかけで、志摩が所長を務めるオメガ会計事務所が、東丸電機を含む大手企業数社の脱税に関与していた疑いが浮上していた。
坂間(黒木華)は、仁科の妹・由貴(臼田あさ美)を訪ね、再審請求をすれば12年前の事件の真相を明らかに出来ると説得するが、断られてしまう。そんな坂間と入れ違いで由貴を訪ねたのが、みちおの元同僚でもある弁護士・青山(板谷由夏)だった。ふたりの説得が功を奏し、再審請求を決意する由貴。弁護人を務めることになった青山は、ただちに会見を開き、今回の再審請求について公開での審理を求めた。
再審を認める判決を受け、次長検事の中森(矢島健一)と検察官の小宮山(テイ龍進)は、期限の3日以内に「即時抗告申立書」を出すよう、城島(升毅)と井出(山崎育三郎)に命じる。「開かずの扉」と言われる再審請求――その扉は今回も開かないものと思われたが……。
〜開かずの扉の序章は意外に王道だった!〜
「人が死んでんだよ!」
と城島は井出の代わりに犠牲となり「即時抗告申立書」を提出しなかった。
そのことにより12年前の再審が行われた。
いつものように職権を発動し裁判官主導で捜査を行うが、
開かずの扉の事件だけに、疑わしき証拠は出てくるものの、
どれも確信には迫れずにいた。
そこでみちおは、中森次長検事と日高裁判官を法廷に呼び証言させることにした。
中森次長検事は、一連の証拠をすべて否定。
強気の立場で法廷に臨んでいた。
「次は、日高裁判官に法廷で証言してもらいます。」
現れた日高に、駒沢は、
「あなたは12年前の事件で、上から早く判決をだして終わらせるように言われていた。
上に忖度をしたのではないのですか?」
と投げかける。
「いいえ、私は誰の指示も受けてはおりません。」
と日高。
みちおは法壇を降り、日高の元へ行く。
「12年前に、あなたが志摩総一郎を法廷に呼んでいれば、
無罪を主張していた仁科さんは死ぬことはなかったかもしれない。
仁科さんと真鍋さんは、司法に殺された。
奪われたのは、それだけじゃない。
痛み、苦しみ、憤り、残された遺族の人たちのことを考えてみてください。」
「綺麗事ね。あなたは裁判官失格です。」
と。
しかし、この裁判後に、
日高は中森が話した真実が語られた録音テープを公開する。
そこには、12年前の真犯人は志摩総一郎だと証言されていた。
そして、検察はそれを知りながら隠蔽をしたと。
「もちろんこれは相手方の同意を得ていないので、完全なる証拠とは言えません。
検事はこれを隠し、また私も上の立場になりたいという思いで真実から目を背けました。
責任をとって裁判官の職を辞します。」
と。その姿にみちおは、
「あの裁判は踏み絵だったんだよ。
俺たちをわざと欺いて、中森次長検事から真実を引き出すための。」
と。駒沢も、
「犠牲をはらうことで救われる人もいるということですね。」
と事件の解決に涙する。
日高に会いに来た、みちおと千鶴に日高は、
「綺麗事を実現してちょうだい。
まだ明らかになってないことがたくさんあるわ。
いつか、あなたたちが法廷で闘う日がくるかもしれないわね。」
と。
fin.
なんか意外に真実はあっさりというか、
まあ予想通り志摩総一郎が真犯人。
犯人が明らかになっていく過程よりかは、裁判官、検事、弁護士の立場からの
それぞれの正義との向き合い方ほうがメインだったなぁ。
だから、ちょっと展開が王道すぎた!(笑)
もうちょっと、みちおと日高がもめるにもめると思ってたわ。
期待してたわけじゃないけど、
もう少し、ワクワクするような展開もほしかったなぁ。
って思っちゃうね。
悪しきものは罰する!!
まぁ真犯人の志摩総一郎も、真実を隠蔽しようとした中森次長検事も、罰せられるのはたいへん良かったですが、
そこに辿り着くまでに犠牲になった人たちが心配。
城島検事はどうなってしまうのかな。
井出検事も、上司に反抗した手前、ただじゃすまないだろうに。
いつも一番、何かと振り回されてる地検が可哀想だわ。(笑)
そして正義が複雑ってのは、難しい問題だねぇ。
悪いことを考える人間がいるから、
真っ直ぐに貫き通すのが難しいのであって、
忖度して悪側につくか、そうでない側につくのか。
その狭間にいるときが一番しんどいかもね。
千鶴はその間で悩んでしまいそうな気がしたけど、
その展開はもうちょっと後になるのかな。
日高の予告通り、みちおといつか闘う日が来るのかもね!
けどその前に、意外とラブに発展してるのかもしれない!!爆
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